タイトル | : Re^2: タイムリミットはいつか? |
投稿日 | : 2005/01/04(Tue) 22:05 |
投稿者 | : WalkingAircraftcarrier |
山崎さん、こんいちは。
ご教示、ありがとうございます。
> 第11軍団の予備として、第14装甲師団の一部(ルードヴィヒ戦隊)が11月19日の時点でドン川の西岸にいましたが、実質一個連隊弱の兵力です。この時期、第14装甲師団はいくつかの戦隊に分割されて、各地にバラまかれていました。ザイデル戦隊はスターリングラード市内におり、ザウアーブルッホ戦隊とフォン・ブレーゼ戦隊は、ドン川より東の第29自動車化歩兵師団の背後で待機、ソーヴァン戦隊はそのはるか南方に配置されていました(このソーヴァン戦隊はコテリニコヴォ方面に離脱、ザウアーブリュッホ戦隊はニジネ・チルスカヤ方面に離脱して包囲環には入っていないので、厳密に言えば「第14装甲師団の約3分の1は包囲環の外部に脱出していた」と言えます)。
うわァ、ちっとも知りませんでした。これで、ビーヴァーの記述の中でクビをひねっていた部分…なんで14装甲だけこんなに移動スピードが速いんだ、とか…が随分腑に落ちました。
「\軍団」と「]T軍団」の混乱の原因はおおかたそんなところだろうと思ってはおりましたが、それにしても、誤訳するなら誤訳するでもう少し規則的にやってくれないものでしょうかねェ。ところどころマダラに誤訳されると、ほかの部分まで怪しく見えてしまいます。
学研のムック本、楽しみに待たせていただきます。売れ行きが順調でありますよう!
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> あと、部隊名の誤りは、ほとんど訳者の不手際によるものだと思います。例えば、ドイツ軍の軍団名で「第11軍団」と「第9軍団」が交互に出てきたりしていますが、原著ではどちらも「XI」となっていて、単純なローマ数字の読み間違いによる訳者の誤表記です。私は、この著者をかなり高く評価しているので、こうしたケアレスミスは残念ではあります。