タイトル | : Re^8: 「日清戦争」(清軍編) |
投稿日 | : 2006/08/15(Tue) 22:36 |
投稿者 | : 松澤 |
TraJanさん こんばんは。
> これで最後にしたいと思います。
これまで、ご対応ありがとうございます。
以下に疑問・質問も述べますが、言うまでもないことですがご回答を
強制するものではありません。
ところで「指摘」と「感想」を区分することにどのような意義がある
のでしょうか?この掲示板で取り扱いの違いについて何か決まり事があ
るようでしたら教えて下さい。> ご存知の方。
> (1)各省の総督
> 論拠を提示されませんので、出典書籍の記述よりも松澤さんのイメージを優先させる理由がありません。
「大半の総督が複数の省を管轄している状況で、注釈なく『総督は省
の長官である。』の表現は語弊がある。」が私の主張です。「大半の総
督が複数の省を管轄している」については改めて文献を示すまでもなく
ご同意頂けると考えていますので、後は主に国語・表現の問題です。
記号を使って一般化すると「役職Aの大半が複数のB(行政区分)を
管轄している場合『AはBの長官である』の表現には語弊がある。」で
す。総督の場合にはこの一般例と違って語弊がない特殊事情があれば別
ですが、今の所そのような事情があるとの情報はありません。
出典書籍の記述では「各省の総督」があると伺いましたが、「総督は
省の長官」という表現はその後見つけられたのでしょうか?「各省の総
督」があるからといって、「総督は省の長官」に語弊がない根拠にはな
らないと思います。
> (私は本文で省ごとにリソースはバラバラで連携しない旨の記述をしていますが、その部分はなぜか無視されているようですし。)
「省ごとに補給が別々」のあたりでしょうか?
私が気にしているのは同じ人物がトップなのに「複数の省を統括して
いる」と言えないような事情があるかどうかです。同じ湖広総督の指揮
下にある時に湖北省の軍隊と湖南省の軍隊の連携が、そんなにバラバラ
かどうかです。
> (3)東三省という表記について
> 日本人で「東三省」が何処であるのかを知っている人はあまりいません。
日常会話で「よく使われる」とか、一般人に知名度が高いなどとは主
張していません。
「清末期のこの地域について(興味、関心を持つ人が)話題にする場
合に、現在もよく使われる。」という主張です。一般人(門外漢)には
知名度は低いと思いますが、興味関心を持つ人が知っていたり使ったり
するのは、なんら不思議はないと思います。
日清戦争時点では三省は設置されていないので当時は使えなかったに
しても、その十数年後に東三省になることを知っている現代人が使うに
は特段の問題はないでしょう。
> グーグルで検索しても1000件足らずしかヒットしません(「満州」では百万件以上)。この程度で「現在もよく使われている」と主張されるのでしたら、もはや何も言う事はありません。
「清末期のこの地域関連の話題」がグーグル検索範囲に多分多くない
(マイナーテーマ)ことを考えれば千件でも充分「よく使われている」
という余地があると考えます。逆に「千件ではよく使われているとはい
えない」とする根拠は何でしょうか?
「東三省」はほぼ地名でしか使わないと思いますが、「満州」は後の
満州国や民族名としても使います。「清末期のこの地域」を指す単語と
してどちらが優勢でしょうか?
(「満州」では地理的範囲の定義が複数あって未明確になる恐れがある
点については、なぜか無視されていますね。)
(また基本的に国語辞典である広辞苑で見出し語になっていることも、
なぜか無視されていますね。)