タイトル | : 歴史ゲーム全体の中で、個々の作品の位置づけができるような環境 |
投稿日 | : 2004/07/28(Wed) 12:24 |
投稿者 | : 山田利道 |
話題から少しはずれますが、ご容赦を。
白村江の戦いは、昨今の北朝鮮情勢とあわせて今日的テーマだと思うのですが、
>近代史では相当な知識を持っているゲーマーが、このゲームの簡単な背景についてまったく知識を持っていないことに少々驚いています。これはひとりだけではなかったので、ゲーマー全体の傾向であろうと思いわれるので・・・
という部分で少々考えさせられました。
あまり知名度のないテーマやマイナーテーマの作品を出すにあたって、時代的・地理的に周辺分野と思われるゲームも「シリーズ」という形で出せれば、あるいは・・・と考えています。
私自身、WW2以降の現代史ゲームに興味があって、現在1973年10月のゴラン高原での戦いを題材にしたゲームを製作中ですが、「これだけ単体で出して、何か意味があるのだろうか?」とも思います
もちろん「個人的には」、同テーマ既出作品のイメージが、自分や、アモス・ギタイ監督の映画「キプールの記憶」と違うので、作る意味は皆無ではないとは思っています。
しかし、せめてシナイ半島戦線、第2次〜3次中東戦争、レバノン紛争、できれば同時代のベトナム戦争あたりはまではまとめて出して、「現代戦史シリーズ」みたいな形にできればなあ・・・などと考えています。
たとえ営利目的でないにせよ、「全体の中での作品の位置づけ」みたいなことが可能な環境を作れれば、多くのアマチュアゲームデザイナーにとってメリットがあることだと思います。
なんにせよ、一人で全部作るのは大変ですから、後に続く人が出てきてほしいですね。
それにしても・・・。
外交姿勢こそ違いますが、現代も明治時代も古代でも、日本の半島政策の基本は変わらないのだなあ、と思います。
半島が分裂している限り、「周辺勢力」たる日本(やアメリカ)は「中華帝国」の介入を掣肘しつつ、影響力を行使できるというわけか・・・。