History Quest「戦史会議室」
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タイトル Re^8: 指導者と二次大戦
投稿日: 2005/10/30(Sun) 18:21
投稿者ごちょう

まあ少しだけ書きます。

> この言い方が皮肉にすぎるというのならこちらならお気に
> 召しますかね。野村克也だったはずですが。
> 「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」

では反対に質問しますが、果たして1940年のドイツのフラン
ス侵攻は「本当の勝ち」だったのか?

小生は「ドイツの不思議の勝ち」の可能性はかなりあると思
いますね。

同様に「1941年の独ソ戦におけるソ連の勝利」も「ソ連の『
不思議の勝ち』だった可能性」も捨てきれないですね。

これが目に見えない「運」と言うものなのです。

そして実際の戦争は政治・経済など多岐に渡るのでどうして
も解明できない「運」としか言えない要素が数多くあります
ね。

少なくとも将棋や囲碁ような「感想戦」のような訳には行き
ません。そしてその将棋や囲碁であっても「優劣不明」と言っ
たどうしても分からない「運」のようなものが勝敗を左右し
ますから、特に現実の戦争のような「原因が多岐に渡る」よ
うな場合はなおさらです。

にも関わらす「仮にモスクワが陥落してもソ連は降伏しない」
と言った意見が「支配的」になってしまっている「現状」に
「違和感」があったのです。

では小生も「野村克也氏つながり」で一つ。

「勝負に3つの坂がある。上り坂と下り坂と言う2つの坂と、
そして『まさか』と言う坂である」

そもそもスターリンにとっては「1941年6月にヒトラーがソ
連に侵攻する」と言う事件そのものが「まさか」だった訳で
すよね。そして少なくとも1941年の時点では「ソ連が勝てる」
とは誰も思っていなかったでしょうね。

仮に「ドイツに勝ちは無く、ソ連の勝ち」としたしても、19
41年の独ソ戦においてスターリンにその「まさか」が起こら
ないとも限らないと小生は考えています。

そして「本当は勝てていたはず」なのに「投了してしまう」
可能性もあるのです。

これが「勝負」言うもので「運」と言う「魔物」の恐ろしい
所ですね。

> 何が言いたいかはご自分でお考えください。どうもあなた
> は「考察する」ということの意味がわかっていないことが
> わかってないようですから。

基本的には「そのありえないと言う考え方」の方が「ありえ
ない」と小生は考えますね。

「ありえない」と言うことは「そこで思考を終了してしまう」
事ですから。


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