タイトル | : 伊海軍の戦歴 |
投稿日 | : 2004/06/28(Mon) 00:51 |
投稿者 | : 風間祐一 |
どうも風間です。
山家さん、こんばんわ。
> 更に申し上げるならば、その逃げ回っていたという事実を挙げていただけないでしょうか。
イタリア海軍の大型艦(戦艦)の戦歴をちょっと調べてみました。
時間順に並べてみます。
カラブリア岬沖海戦では英戦艦1隻に対して伊海軍は2隻。伊海軍は先に1発喰らってすぐに煙幕を展帳して撤退。
タラント空襲後、生き残りの艦艇はナポリに逃避。
スバルティベント海戦では英戦艦1隻、空母1隻が出撃し、伊戦艦2隻が迎撃。伊が英戦艦を2隻と誤認して撤退。
マタパン岬沖海戦では、伊戦艦1隻が出撃、英海軍は戦艦3隻、空母1隻。戦闘前の空襲で伊戦艦が魚雷を受けて撤退。
第1次シルテ湾海戦では伊戦艦3隻、英戦艦なし。砲撃戦で優位を得るも日暮れと共に撤退。
第2次シルテ湾海戦は伊戦艦1隻、英戦艦なし。こちらも砲撃戦で優位だったにも関わらず、日没と共に撤退。
以上のように、ことごとく伊艦隊は撤退しています。
勿論、それぞれ、それなりの理由があってのことなのですが、これだけ続くと逃げ回っていたと揶揄されても致し方ないでしょう。
多分、山家さんは個々の海戦で伊艦隊が撤退した理由を挙げて反論されると思います。それらは私も承知しているのですが、大した戦果もなく撤退している以上、「いいわけ」に聞こえるのは否めません。
多分、たった一度で良いので、伊海軍の大型水上艦が第1次ソロモン海戦や金剛、榛名のガ島砲撃のような華々しい大戦果を挙げていさえすれば、逃げ回っていただけなどと悪口を言われることもなかったと思います。
以上です。