History Quest「戦史会議室」
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タイトル Re^3: 欧州海軍はいかなる任務を果たすべきか
投稿日: 2004/07/04(Sun) 22:42
投稿者山家

 一部要約してのレスで失礼します。ウィリーさまの御主張が今一つ分かりかねます。

> が、海軍にとっての脅威は反対側からもやってきます。自国空軍もまた海軍にとっては強大な敵になります。自国空軍に依存する度合いが増せば増すだけ海軍の存在意義が低下するのです。
>
> 沿岸防御だけなら強力な陸上航空隊だけで十分可能であることはノルウェーキャンペーンで立証されてしまいました。渡洋作戦ですら十分な航空戦力があれば敵海軍が圧倒的戦力を持っていても可能であることもまたクレタ島で証明されてしまいました。となると海軍に必要なことはせいぜい夜間に敵を追い払う能力ぐらいですが、その程度なら夜戦専門の水雷戦隊と潜水艦で十分間に合うのです。
>
> それはつまり、海軍が空軍の補助戦力に成り下がる、という事と同義です。だから私は最初に「誰にとっての」と言って聞いたんです。よし強力な空軍による沿岸防御が望ましいものだったとしても、それが採用されることは海軍にとって死刑宣告同然です。だから、「海軍に」という前提条件を入れればまともな海軍航空隊か空母かが絶対に必要です。

 何故、海軍にとって死刑宣告なのでしょうか。空軍で沿岸防御をすることは可能です。また、渡洋作戦を行うのに、空軍だけでの第一撃を行うことも可能です。しかし、その侵攻部隊の補給を空輸だけで、どれだけ賄えるでしょうか。WWUにおいて、渡洋作戦の第一撃後を空輸のみで1ヶ月でも持ち堪えたことは無かった、と思います。侵攻部隊の補給を行うのに輸送船は必要不可欠ですし、その護衛に海軍は不要なのでしょうか。それに海軍の第一の任務は、自国の海上通商路を保護することです。例えば、自国の海上通商路に脅威を与える潜水艦狩りを空軍のみで行えるのでしょうか。それに、水雷戦隊と潜水艦のみでは、海軍ではないとおっしゃられるのは何故なのでしょうか。それが何故、海軍ではないのか、私には分かりません。

> 第一、空軍は独自の判断で「船という船をみな沈める」ような戦い方をするほうが海軍と協力しながら戦うよりよほど戦いやすいのは事実です。それでは空軍と海軍の協力が成立する余地がないではありませんか。

 ここも私には分かりません。例えば、空軍が自国の海上通商路に脅威を与える敵の海軍の軍艦を沈めるのは、自国の海上通商路を保護する海軍に対する協力にならないのは何故でしょうか。


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