タイトル | : Re^13: 欧州海軍はいかなる任務を果たすべきか |
投稿日 | : 2004/07/06(Tue) 00:14 |
投稿者 | : 風間祐一 |
どうも風間です。
山家さん、こんばんわ。
損耗の観点から言えば、空母艦載機よりも、基地航空戦での陸上機の損耗の方が長いスパンで見れば遙かに大きくなります。
陸上機の損耗が艦載機のそれよりも遙かに大きいから、艦載機を陸揚げして基地航空戦に投入するなんて作戦が成立したのでしょう?これが逆なら最初から成立しません。
特に、この場合の比較対照は護衛空母と敵基地を制圧するための基地航空戦です。
空母艦載機の戦闘機の損耗というのは思いの外に低いものなのです。戦闘機は敵戦闘機と戦うことができます。対艦攻撃は行わないので対空放火を受けることも基本的にありません。ですから空母戦ゲームなどプレイするとよく分かるのですが、空母戦を終えた空母の艦載機は戦闘機ばかりになっています。
特に護衛空母は基本的に迎撃戦ですので、撃墜されても脱出できればパイロットは救えますから、損耗は最小限に抑えられます。
それに空母の場合には、損耗が激しければ出撃しないという選択肢もあります。
それに対して、基地航空戦は、特に山家さんが主張される、敵基地制圧戦は長躯進撃した末の敵地上空での戦いですので、疲労により戦闘は不利ですし、撃墜されたパイロットは帰ってきません。その上損傷機は帰還できない可能性もあります。そのため損耗率が大きいのです。更に、空母の様に戦闘を避けることもできません。出撃を手控えてもそれに合わせて敵も出撃を手控えてくれるわけではないからです。勿論、迎撃戦となれば、護衛空母と同じ有利は得られますが、敵基地の制圧という目的は果たせません。
> ソロモン諸島での航空戦を調べる限り、複数の基地から発進した航空隊が集合して100機以上で攻撃を行った例もあります。
この事例の詳細をお教え願えませんか?
何十キロも離れた基地を発した攻撃隊が敵艦隊上空で合流できるというのは信じがたいものがあります。
以上です。