History Quest「戦史会議室」
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タイトル Re^18: 欧州海軍はいかなる任務を果たすべきか
投稿日: 2004/07/21(Wed) 00:40
投稿者風間祐一

どうも風間です。

 山家さん、こんばんわ。

>  完全に議論が平行線になっていることもあり、こちらに対するレスもこれで最後にさせてください。

 構いません。私としては、ゲンガーさんとの議論で述べるべきは述べたと思っていますので。

>  私の主張が誤解されているようです。電探とそれを有効に活用できるシステムが必要だ、と私は述べています。電探により探知しても、それを有効に利用できるシステムが無いと迎撃は極めて困難なのです。

 レーダーと無線機による誘導、その司令部機能を設置するプラットフォームとしての空母。
 物理的に必要なものは揃えることが可能です。それを有効なシステムにできるかどうかはドクトリンと訓練によります。とりあえず必要なものは揃えられる見通しは立つのですから、後は努力次第でしょう。
#確かにイタリア軍にそんなことできないという、山家さんの主張も対象がイタリア軍なだけに説得力あるのですが(笑)

 それに、電探による早期警戒システムは基地航空戦でも必要だと思いますし、それは空母に構築するものよりも遙かに大規模で実現困難なものになるだろうと思うのですが、山家さんの構想ではそんなものは必要ないほど、一方的な制空権を得る予定なのでしょうね。

>  ここも誤解があります。

 何が誤解なのか分からないのですが、
> 地中海の制空権を完全に英空軍は確保していなくとも、北アフリカに対する枢軸側の輸送船団は英空軍の影に脅えねばなりませんでしたし、逆に独伊空軍は地中海の制空権を完全には確保していませんでしたが、独伊空軍の妨害により、マルタ島への輸送は困難を極めています。
という史実があるので、
> 北アフリカに対する輸送船団の被害を減少させる
ためには、
> 地中海の制空権完全確保
が必要ということになります。

>  以前、書きましたが、日本の場合、雲竜級空母1隻の予算と零戦600機の予算がほぼ同額なのです。これは伊の場合でもそう変わらないとして、私は考えてきています。それで、空母1隻による輸送船団護衛よりも、空軍機600機の増強による航空撃滅戦の方が、より効果的ではないか、としてずっと述べてきたのです。

 ゲンガーさんとの議論でそういった単なる規模の拡大は問題もまた大きいと指摘しました。

> 余り申し上げたくないのですが、風間さまは、伊の空母部隊をどれ位の規模であると考えて述べてきておられるのでしょうか。

 どんな規模でも良いと思います。それに見合った使い方をすれば、それに見合った働きをしてくれるでしょう。1隻なら1隻なりの、10隻なら10隻なりの効果が見込めると思いますよ。要は使い方次第です。空母にはそれだけの柔軟性がありますから。

以上です。


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