タイトル | : Re^16: 欧州海軍はいかなる任務を果たすべきか |
投稿日 | : 2004/07/11(Sun) 17:35 |
投稿者 | : 風間祐一 |
どうも風間です。
山家さん、こんばんわ。
> 例えば、ダンピールの悲劇の時には、3月3日の第一次攻撃に85機の米陸軍機が襲い掛かっています。当時41機の零戦が上空警戒に当たっていましたが、高度選択のミス等もあり、輸送船7隻、駆逐艦4隻が沈没し、輸送船団は全滅しています。
このビスマルク海海戦の経過は、早期に次々に飛来した米陸軍機のべ60機以上(護衛の20機のP−38を含む)の攻撃は26機の零戦の迎撃でことごとく阻止されています。
#ラバウルからの零戦の増援19機がこの直後に合流。
船団を壊滅させたのは、その直後の20機程度の反跳爆撃によるもので、これは迎撃機の高度選択のミスで迎撃に失敗したためです。
つまりこの海戦の戦訓は迎撃に成功すれば攻撃は阻止できる。迎撃に失敗しないように迎撃機を適切に指揮する必要がある。ということです。
> 確かに迎撃に徹すれば、戦闘機と搭乗員の消耗は、長距離攻撃する場合より、少なくて済みます。しかし、航空攻撃に対し、迎撃を効率的に成功させるには、上述のように、電探とそれを有効に活用できるシステムが必要不可欠です。
どうしてレーダーがないと決めつけるのでしょうか?
この場合、必要なのは対空見張りレーダーであり、技術的には最も開発しやすいレーダーです。開発の必要があればイタリアだって開発できるでしょう。日本だって開発できたぐらいです。それに基地航空戦を戦うにしても対空見張りレーダーは必要でしょう。
それにどうしても開発できないとなれば、ドイツから購入するという方法もあります。大規模なレーダー網を整備しようと言うのではないのです(基地航空戦を戦うためにはそれが必要ですが)。最悪、空母に一つ積むだけでも何とかなるのですから、方法はあるはずです。
> 攻撃は最大の防御(少なくとも戦術的なイニシャチブはこちらで握れます)として、空軍による敵基地先制攻撃の方がまだましではないか、と私は考えるのです。
山家さんはイタリア空軍が地中海の制空権を完全に取れると考えているのでしょうか?
そのためにはどれだけの空軍増強が必要でしょうか?
それは空母を諦めるぐらいの予算で可能とする根拠は何でしょうか?
以上です。