タイトル | : Re^11: 欧州海軍はいかなる任務を果たすべきか |
投稿日 | : 2004/07/04(Sun) 19:13 |
投稿者 | : ゲンガー |
こんにちは、ゲンガーです。
どうも私が細かいところにこだわりすぎて私自身混乱してきました。整理の意味で再レスさせていただきます。
陸上航空機のみでどんな形にせよ船団の護衛ができるのか、という問いに関しては例外はあるけど基本的にはできないが私の考えです。その例外のひとつがシシリー島にドイツ空軍が進出した時点での地中海です。ちなみに、シシリー島に独伊空軍は350機展開していました。かたや英軍はマルタに最大で数個飛行中隊が配備できたに過ぎません。イギリスの1個飛行中隊は12機編成ですの、最大で100機くらいの勢力です。ほぼ同等のレベルであれば2〜3倍の量の優位さで機能停止まで持ち込める一例だと思います。
護衛空母がなしえる船団護衛の効果は疑いようのないものだと思います。
さて、私が主張していた空軍増強ですが、冷静に考えてみると大切な前提を明言していませんでした。そしてそれはこの議論の前提から外れていたのではないかと感じています。それは
「ドイツ空軍がシシリーから主力を引き抜いた時点で、イタリアには空母があった方が良かったのか、それともいなくなったドイツ空軍の働きをカバーしうる空軍があった方が良かったのか」
この論点で述べておきながら本来の趣旨にのっといたつもりになっていました。余計な混乱を招いたようで申し訳ありませんでした。
ここで本来の論点「1930年代に欧州海軍に空母は必要だったか」に戻ってみますと、はじめに述べたとおり、陸上航空機では船団護衛はできないと思っていますし、1930年代に40年のマルタの状況を予測しえたか、は風間さんのご指摘どおりタイムマシンか超能力者が必要ですので、その判断を下すのは不可能です。よって、イタリア海軍は北アフリカへのシーレーン防衛を任務とする限り、空母は必要である、と思います。節操がないと言われるでしょうが…
勘違いとはいえ混乱させて本当に申し訳ありません。でも、これに懲りずにこれからもたびたび投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
以上です。