タイトル | : Re: 欧州諸国の海軍に空母は必要か。 |
投稿日 | : 2004/05/30(Sun) 00:45 |
投稿者 | : 風間祐一 |
どうも風間です。
山家さん、こんばんわ。
空母が必要かと問われれば、後知恵から考えれば、ないよりもあった方が良いに決まっています。
その理由は山家さんも「当たり前」と言っている通りです。
じゃあ、逆にどうして独伊仏は空母を保有しなかったのかを考えると、結局は沿岸海軍に過ぎないからということになります。陸上機が支援できる範囲を外れることは想定していないということでしょう。
ドイツの場合には、想定する戦闘海域が北海やバルト海と言った気象条件の悪い海域なので航空機の活動が非常に制限されるためもあると思います。
面白いのは、欧州戦域の洋上航空兵力はどこも貧弱なものなのに、艦艇の対空装備がやたら充実していることです。条約明けの新造艦の対空砲の数を比較すると、日米の艦艇よりも欧州海軍の艦艇の方が対空火力は強力なのです。
#開戦後の増強ペースは比較にならないのですぐに逆転されますけどね。
だから役立たず艦は防空艦にしてしまえというのは賛成できません。太平洋戦域みたいに凶悪な経空脅威があるわけでなし、防空艦にしても対空火力がさほど増えるわけでもないし。
以上です。