タイトル | : Re^10: 欧州諸国の海軍に空母は必要か。 |
投稿日 | : 2004/06/07(Mon) 00:50 |
投稿者 | : TraJan |
風間さん こんにちは。
> すみませんが、TraJanさんの指摘のポイントとやらはとても分かり難く、理解できません。できればもっと分かりやすく書いていただけませんか?せめて、TraJanさんは欧州海軍は空母を保有するべきだったか否かだけでもはっきりして下さいませんか?
私は空母を保有すべきかどうかについての議論に加わっているつもりではありません。わかりにくいということですので、単純に述べます。
> ここで、費用対効果についても触れますと、山家さんは多分、費用対効果に関しては、第2次大戦にグラーフツェッペリンやベアルン、アキーラと言った計画されていた空母がもし参加したとして建造費に見合った活躍をしたかどうかで考えていると思います。しかしそういう考え方は意味がありません。最初の1隻だけで優れた費用対効果を発揮する新兵器なんてありません。数を揃え、運用を工夫することによって費用対効果は上げていくものなのです。日本海軍を例にとれば、鳳翔1隻で費用対効果を論じて空母の必要不要の判断材料にされますか?
(#1944より)
上記の部分ですが、風間さんは費用便益分析の考え方を誤解しているのではないでしょうか?
風間さんは「空母1隻の費用対効果を6倍しても空母6隻の費用対効果と等しくないので、費用便益分析は正しくない」との前提で意見を述べているように読めます。
しかし、正しくは、空母1隻での費用便益分析を正しく行えば、「1隻の費用対効果」が、空母6隻での費用便益分析を行えば「空母6隻の費用対効果」が算出されます。(当然ながらこれらは6倍の関係ではありません。)
これでお判りでしょうか。風間さんのこの部分の見解は間違っていると指摘しているのです。