タイトル | : Re^8: 欧州諸国の海軍に空母は必要か。 |
投稿日 | : 2004/06/06(Sun) 22:47 |
投稿者 | : TraJan |
風間さん こんにちは。
> 1930年代にドイツで建造できる空母は確かに1〜2隻が関の山でしょう。それはその通りだと思います。TraJanさんはその1〜2隻の空母で費用便益分析するべきと言うことですね?その結果はどうなるとお考えですか?最初の1〜2隻の空母で高い効果を得られるとは私には思えませんので、きっと不要であると結論されるのだろうと思います。
> それで、不要とされた空母はそのまま捨て去ってしまうのですよね?なにしろ不要なのですから。と言うことは未来永劫空母は保有しないと言う結論になります。
ちょっと議論の飛躍があるように思います。
仮に空母1〜2隻の費用便益分析を行ったところ、他の代替措置に劣るという結果が出たとします。ここから導き出される結論は「1〜2の空母ならば不要である」ということに過ぎません。従って6隻空母を否定するものではありませんし、未来永劫空母が不要であるということにもなりません。
> つまり、必要不要を判断するために、最初の1隻で費用対効果を論じるのは妥当ではないのです。
確かに空母6隻の費用対効果は空母1隻の6倍ではありません。
空母6隻の費用対効果は空母6隻として費用便益分析しなければなりません。
> ここまで、書いてきてふと気になったのですが、もしかして私はお題を誤解しているのかな?
> 私は「1930年代に仏独伊ソ等の欧州諸国の海軍に空母は本当に必要だったのでしょうか。」という問いかけに対して、大国の海軍には空母は不可欠だろうというスタンスで主張してきました。陸上機で艦隊を支援するのは無理だから、洋上航空兵力を有効活用するためには空母は必要だろうと。
> でももしかして、これって単に1930年代に、これら諸国が空母を保有したとして、それが第2次世界大戦に必要だったか?というような短期的な視点での問いかけだったのでしょうか?
そうだと思います。
ただし、私の指摘はポイントが異なりますが。